大募集 2019


English


 お待たせッ!
 Tone Sphere/Bit192 オリジナル楽曲募集の結果発表だぜ。

 今回、ご応募いただいた約370点の中から作品を選ぶにあたり、削除 & Yamajet のお二方に選考委員としてご参加いただきました。
 コメントはStaによるものです。

優秀作品(順不同)

Aoba

ARForest
( Twitter / YouTube )



 フォークトロニカ、フューチャー系ジャンルとハードコアの掛け合わせという、他の界隈には絶対に無い音楽ゲームならではのミクスチャーで、
 見立て落ちの展開もゲームとしてのアイデンティティを上手く活かしつつ、テンポにメロディを支配されない――サイドチェインやテープストップを使った音符外のリズムと、4つ打ちの硬いリズム感を併用することで、高い音楽性を表現した作品だと思います。
 また、この楽曲の「生き物」という主題には中性的な人格があり、ゲームの世界観にマッチしています。



Tides Of Time
(feat.Ashley N. Woods)


iolli
( Twitter / SoundCloud )

作詞・ボーカル:
Ashley N. Woods

( Twitter )



 清と濁を併せ持つ00年代エレクトロニカの最新版とも言えるこの楽曲は、細部まで神経の行き届いた作りで
 歌詞が2・2・2・2・3・4行詩というように曲の盛り上がりに合わせて1節が長くなっていく構成(英語の詩では日本語のような文字数よりも、例えば4行なら脚韻がabab/aabb...というような文章構造がより重視されやすい)など
 リリカル性が高く、作品全体が活きた細胞組織のごとく立体的に構築されているのが素敵です。

[歌詞を表示]



F1055

Silentroom
( Twitter / YouTube )



 SFイメージということで、後半の空想モータースポーツのようなスピード感と開放感が素晴らしく、
 ドラムンベースというよりはブレイクスに近いアグレッシブなリズム感を持ち、フューチャー系のビッグコードの王道をやりつつも
 シカゴ系のつんのめったビートを取り入れたりと、奥行きのある世界観が感じられます。
 技巧面では、ドロップ前のライザー(ギューンとピッチが上がっていく音)を経過音/テンションとして使うことによって、曲の波を効果的にアゲつつもジャジーさをより増している印象です。


Quaternion

Sobrem
( Twitter / SoundCloud )



 フリージャズ系の応募作品が何件か最後まで残ったのですが、このタイプの楽曲を何曲もゲームに収録するのは難しいので
 どの作品を取るか、非常に悩みました。
 決め手はボキャブラリの豊富さを感じさせる奇想天外な展開で、全員一致で強烈なインパクトを残したこの作品を選びました。
 単音を散らしたリードフレーズは、カウベルを使ったドラムスも相まってハービーハンコックのかの名曲のようでもあり、大変痺れました。

 ※クォータニオン……複素数の拡張。何かと煩雑なオイラー角と比べ、全ての回転を簡単に表せるため、3DCGにおいてもしばしば用いられる。軸ではなく球面で回転操作を表現することから、「スフィア」を連想したとのこと。

[歌詞を表示]



Glitched World

Cosmograph
( Twitter / SoundCloud )



 とても清涼感のある作品なのですが、ヒップホップ的ビートは数年来のダンスミュージックのメインテーマとして、いろいろなジャンルの作曲者が取り入れようと苦心してきた中で
 フューチャー系の楽曲に少々変化球な形でそのグルーヴを落とし込んでおり、ウォンク(音符から外れた不安定なリズム)していたりと
 一見すると音楽ゲームのおきまりを全く無視したような作りも、リズムキープの楽しみを損なわない絶妙のバランスだと思います。
 この楽曲もそうですが、今回優秀作として選ばせていただいた作品はいずれもフォーリーの使い方が巧みで、作品世界を拡張しています。

 ※フォーリー……身の回りにあるもの等を使った効果音のこと。効果音アーティストのジャック・フォーリーに由来。現在は主に打ち込みの音楽用語としても使われる。


KOLD

雨漏りP (feat. A.Dokuga)
( Twitter / SoundCloud )

ボーカル:A.Dokuga
( Twitter )





 兎にもカクにもメロディが良くて、音楽ゲーム的なアレンジながらも主旋律には音符を詰め込まず、しっかりと間を作ることで一緒に歌いたくなるメロディとワードになっていて、その一点がまず歌モノとしてステキです。
 また、ついついピロピロピコピコさせたくなるこの手のジャンルにおいて、あえてガラージ系のノリを取り入れて重心低めのサウンドになっているのも新鮮でした。
 メロディもそうですが、随所に90年代音楽コンテキストの最新アップデート版という意識が感じられます。


欠片

からとP feat.なるこ
( Twitter / YouTube )

ボーカル:なるこ
( Twitter )

ドラム:タケノコ少年
( Twitter )





 ポップさと表現の簡潔さは表裏一体です。
 DTMでは音はいくらでも増やそうと思えば増やせるものの、この楽曲はライブでもほぼ再現可能な5ピース編成となっていてポップロック・ガイストを感じさせます。
 歌の面では、かっこいい系の曲は子音を抜いたりといったテクニックを使いたくなりがちですが、あえて全ての音を素直に発音する明瞭さも楽曲のアイデンティティと一貫していて、
 レス・イズ・モアな、この作品を選びました。

[歌詞を表示]



Sleepwalking (feat. Kurubukko)

Haruka Toki
( Twitter / SoundCloud )

Kurubukko
( Twitter / SoundCloud )



 トーンスフィアはcubesatoさんやtigerlilyさんをはじめとする「plugout」系のディープ領域もカバーしてきたゲームということで、
 今回、フォークトロニカ・ダウンテンポ系の作品の応募がかなり多く見られました。
 この系統の楽曲には強烈な映像イメージの付随が必要不可欠で、この作品は夢中歩行というタイトル通りふらりふらりと歩くようなテンポ感と、音から伝わる動きの感覚が最も明確だったと思います。
 マニアックな部分で良かったのは、アウトロのアコースティックギターのループの末尾をフェードアウトしないことで、普通なら修正対象の「プチッ」という音を残し、ビート上のクリックとして使っているところ。


F-Rozenette

Se-U-Ra
( Twitter / SoundCloud )



 アートコアは音楽ゲーム特有のジャンルとして人気がある一方、個性を出そうとすると厄介で、よほど表現力や音楽の語彙力がないと似たり寄ったりになりがちなのですが、
 この作品は3拍子で氷上をなぞるようなイメージと、ハープシコードにレガートという楽器の扱い方が面白くも気持ち良く、オリジナルさが存分に出ていました。
 殆どの音がアタックを強調されてバキバキになっているのに対し、例の「短く切られたクラッシュシンバル」が少しスロー・アタック気味になっているのは象徴的で、同ジャンルの楽曲を相当吸収して研究されたのだと思います。
 また、作曲者自らがアートワークを手がけることで、楽曲の印象を端的に表現している点も上上でした。


Positive (feat. Looci)

Ta9-5
( Twitter / SoundCloud )

ボーカル:Looci




 最小限のワード数で構成されたミステリアスな詞とバッサリ切られたシャープなリズム感が特徴で、
 ゲーム的なアイデンティティを活かしつつ、音楽としても気持ち良く自己主張してくる所が良きでした。
 ビッグコードを使いつつも、鍵盤を押さえすぎないストイックな構造は引き算の美学であり、掛け算の魔法でもあります。
 また、全体的にバキバキのミックスになっている一方、808スネアは逆にあまりサチュレーションしないで大人しめの音というバランス感覚も面白いです。


Wonder Circus

そよもぎ & 7mai
( そよもぎ Twitter / SoundCloud )
( 7mai Twitter / SoundCloud )





 インストゥルメンタルのポップスは、ダンスミュージックだけでない音楽ゲームのもうひとつのアイデンティティと言っても過言ではなく、
 この楽曲は創作系ジャンルや「シャッフルポップン」のDNAを感じさせます。
 何度もリズム感が変化する様は曲芸奇術団のごとく、あっさりと別れを告げるエンディングは一夜の夢の寂しさのようです。

特別賞

apple

tgm


apple

 応募時のコメントでは作曲は不慣れとのことでしたが、歌詞、メロディ、構成力はいずれもしっかりとしており、
 「ヤミ」のキャラソンとして自ら楽曲イラストまで描いて送ってくれたという点と、
 思いを優先して行動する姿勢に作り手として共感するものが強く、この作品を特別枠として選出いたしました。

 こちらの作品は、楽曲と歌詞を元にStaが再アレンジ・ボーカルを収録したものを制作予定です。

佳作/Honorable Mentions

 ゲーム化可能な楽曲数が限られていたため、優秀作の枠から洩れたものの、他にも素敵な作品をいくつかご紹介します。
 公開設定となっている楽曲はタイトルからリンクを貼らせていただいています。


Μετενσρκωση
Street
( Twitter / YouTube )

 サウンドトラック的なパーカスとチャントを取り入れた音作りは素敵で、後半のプログレッシブロックな部分が特に格好良い曲です。
 楽曲としては大変に良く、最後の最後まで優秀作の枠に入れるかどうか悩んだのですが、イントロとアウトロがかなり長いトリッキーな構成になっていて、
 ゲーム性で満足の行くものを仕上げる・ゲーム中での扱いがちょっと難しかったです。
 ちなみに、タイトルの意味はリンカネーションだそう。(Sta・Yamajet・削除推薦)


Chrysanthemum
7mai
( Twitter / SoundCloud )

 ストイックな作りのジャジー&ピアノ・ブレイクスで、ビートはキツくグルーヴもタイトでありながら、全体にはどことなく品の良さがあります。
 音作りとしては素晴らしい一方で展開は少しあっさりとしていて、ドラムスを後ろに置いてよりピアノ&コードで聴かせる楽曲だったらずっと聴いていられたかも、と思いました。 (Sta・Yamajet推薦)


Kintsugi
Iris
( Twitter / SoundCloud )

 金継ぎをイメージしたというこの楽曲は、
 イギリスの某有名レーベルからリリースされていてもおかしくはないような王道リキッド・ドラムンベースであり
 シャキシャキとした音符の切り方が気持ちいい一曲です。 (削除推薦)


Struk
Aoi
( Twitter / SoundCloud )

 ラウドネス重視のハネハネフューチャーハウスで、メインフレーズのピョコッとした音がひたすら繰り返しながらも気持ちの良いグルーヴになっています。
 後半になってから終わるのがちょっと早く、ビルドアップ2回分入るくらいの長さがあってこその曲なのかなとも感じました。ゲーム上での立ち位置としてのうまい扱い方が少し難しい曲です。 (削除推薦)


ギャラクティカジャンパー
六腑耳窮苦郎
( Twitter / YouTube )

 六腑耳窮苦郎さんは3曲お送りいただきましたが、こちらの楽曲は高橋幸宏的なボイスもさることながら、全体の構成力と付随するオリジナリティが素晴らしかったです。
 乾いた音色を使いつつも、シンセにまで演奏空間の存在が明確に意識された楽器の扱い方は魅力高く、今後の作品にも大いなる可能性を感じさせます。(Sta・Yamajet推薦)


starDiver
Tl4k4

 Tl4k4さんはメキシコの作曲家で、王道のフューチャーファンクにメロウなギターを基調とはしているものの、
 レゲトンなどに見られるグリッド外のリズムが自然に取り入れられています。
 この中米特有の音楽的アイデンティティは他の国の人間には決して真似できないものなので、強いなと思いました。(Sta推薦)


パーティクル・スペースジャーニー
siqlo
( Twitter / SoundCloud )

 この楽曲もエレクトロ系のビート感を使いつつスロー&グリッチで、何度も遊べるゲームとして成立するかというと、ちょっとわからない部分があるのですが
 パキパキとしたフォーリーや単音に絞られたピアノのブレイクなど、ライブ・エレクトロニカとして聴くとアガります。(Sta推薦)


ブループリント
Capcii
( Twitter / SoundCloud )

 ボーカロイドを使ったさわやか系ハードコア。歌詞は「はやぶさ」をイメージされたそうで、Jコアの基本を押さえつつ、Jポップと往年のUKハードコアの中間的なピアノソロもあったりと王道を行きます。
 ハードコア系ジャンルは即テンションが上がってナンボのアーケードゲームだと主流として重用される反面、じっくり遊ぶゲームだと少し特殊な立ち位置になるのですが、今回ご応募いただいたJコア系の楽曲で一番Sta好みでした。
(Sta推薦)


The End of the World
(MusikPanzer Edit.)

MonstDeath feat. Skizzo
( Twitter / SoundCloud )

 ハードスタイル・ジャンプスタイル・ダークサイ・ハードトラップといったハードコアジャンルを網羅した楽曲で、
 トラック・MC共にハード・ハード・ハードで実に男らしく、パンデミックものか戦争ものかといった世界観も相まって楽曲としてはかなりの出来栄えだったのですが、
 ゲームのイメージに合うかという点でどうしても難しいものがあり、こちらになりました。 (Sta推薦)


Pray God`s Mercy
Croire
( Twitter / SoundCloud )

ボーカル:ORI姫
( Twitter )

 ハイテンポなゴシックロックで、アニソン・アイドルソング的な字余りの歌詞が好きな人にはとっても好きな仕上がりです。
 何度でも聴ける作りはとても良くて、ただこの曲の世界観に限ってはキャラクター性があって成立するものだと思うので
 トーンスフィアとかよりもアイドル育成ゲームやアドベンチャーでこそ幸せになる曲かも。(Sta推薦)


Tomorrow's speculation.
teknizer
( Twitter / SoundCloud )

 フワフワっとしつつもブレイクコア。声ネタの使い方はもしかしたら「Linear Accelerator」なのかもしれません。
 裏面に迷い込んだかのような不安な感じはだいぶ好きです。(削除推薦)


Fragments
Plonobooks
( Twitter / SoundCloud )

 エレクトロニカ系の楽曲でメニュー画面のBGMなどで流れていると、とても落ち着きそうな1曲。
 Diverseの「works」シリーズなんかで普通に入っていそうですが?! (削除推薦)


Orbit
Qutabire
( Twitter / SoundCloud )

 ヒーリング系エレクトロ・ポップで、フィルターの閉じたヴン……というベースが大変良いです(特に最後)。
 ストリングスで聴かせる楽曲ということで、個人的にはセクション・ストリングスよりもストリングス・カルテット仕立てで演奏の「うねり」があると、より肌の温度に近い、映画音楽で言うところのintimate・繊細な音色で楽曲が強化されたかも、と思います。(Sta推薦)


Denial Design
Virtual Cat
( Twitter / SoundCloud )

 抽象的エレクトロニカで、潰れまくったビートを使いつつも、細切れにされたコードが心地よい曲です。
 ただ、音符の鳴っていないところで、サチュレーションとコンプでグルーヴを作っていくタイプの楽曲なのでゲーム化はかなり難しい気がしました。 (Sta推薦)


Aeronautica
PTB10
( Twitter / YouTube )

 ややダークな新ハイテック? このジャンルの楽曲としては音使いが独特で、
 作家本人のコメントでも「コンプレクストロルーツのジャンル」と解釈されていましたが、
 サイケトランスというよりも、どちらかというとコンプレクストロを早回ししたような、音数控えめの楽曲アイデンティティが新鮮でした。 (Sta推薦)


bloo cat, bloo
dain le
( Twitter / SoundCloud )

 ジャズヒップホップのエレクトロ版進化系とでも言うべき? 気持ち良いリズム感が耳を引きました。
 音符から音符への間の取り方、メロディの置き方が絶妙で、聴けば聴くほど心地良くなってきます。 (Sta・削除推薦)


かけだし祈祷者とプロトスターのゆりかご
Aglaia(Re:gats& vs. Nego_tiator)
( Twitter / SoundCloud )

 インストロックで、どちらかというとアートコア寄りな世界観のある楽曲。
ところどころにひと工夫あって面白い曲なのですが、とにかくメロディの音域が広く跳躍も多く、ひっきりなしに振り回されます。
一緒に歌えるようなフレーズがあると、より素敵だったかも。 (Yamajet推薦)


The 89's Momentum
MYUKKE
( Twitter / SoundCloud )

 roopさんあたりがきっと好きそうな、ヒップホップノリの入った男らしいディスコハウスで、
 声ネタだけでなくシャープに切られたシンセのカットアップ感や、ピアノバッキングや声ネタの年代・コンテキストを意識した感じがそそられました。 (Yamajet・削除推薦)


Afterimage
COLRIOLATION
NingQ
( Twitter / SoundCloud )

 どちらもファンタジーなサウンドトラック系の曲で、音楽ゲームらしくグリッチも使われています。
 今回、NingQさんは近いイメージの楽曲を4曲も送っていただき、どれも高い水準でまとまっていましたし、この2曲は特に良かったのですが
 出来れば、構想とアイディアのおいしい部分を抽出して1曲に凝縮してもらえたら……とも思いました。 (Yamajet推薦)


我愛レタスチャーハン!
諸星なな feat.加藤はるか
( Twitter )

歌唱:加藤はるか
ミックス:YKI

 中華料理のステロタイプな感じと、なぜかキテレツ大百科の例のお料理曲を引き合いに出していただいたりとコメントが面白かったものの、
 この楽曲をゲームの世界観的にどう扱わせてもらったら最適なのかわからず、こっちになってしまいました。我要死了(Sta推薦)


Mercury
Project-G
( Twitter / SoundCloud )

 今となっては珍しいドラムステップですが、ほとんど色気を使わないガチな正統派の作りで楽しめました。
 タイトルの意味は水星? それとも水銀? 個人的には水銀のような白くも黒いイメージを感じます。
 (中国ではその昔、水銀が不死の薬とされていたそうな)  (Sta推薦)


限界ディストーション
MORNINGWELCOME feat. yurico

 シンセギターポップとしてはスタンダードな作りでも、コード感を維持しつつ、ピアノの音が減衰する事によってできる隙間をうまく使って空間イメージを打ち出しているという印象を受けました。
 楽曲のテーマとアイデンティティからすると、歌詞のリリカル・言葉選びの部分が少しおとなしく仕上がっている部分があって、個人的にはもっともっと奔放でも良い気がしました。 (Sta推薦)


Beta 16
VandC
( Facebook / SoundCloud )

 面白―い! こういうの音楽ゲーム的にはブロークンステップって言うんでしょうか?
 まさかの地球の裏側からのご応募で、Beta 16、Beta 17と2曲お送りいただきましたが、こっちの方がStaと削除の二人とも好みでした。 (Sta・削除推薦)


Back to Life
Become one
ゆんゆん
( Twitter / SoundCloud )

 2曲とも独自のカラーは存分に出ていて、特に「Become one」はフューチャーガラージ? Jコア? 少し不思議なジャンルミックス。声ネタを含めた全体のグルーヴ感はとても良かったです。
 Staの好みもありますが、あまりコア方面に振らず、リズムの主張を抑えてEDM的なミニマリスト・ビートにしたらより化けるんじゃないかな、と感じました。 (削除推薦)


INNOceNsION
Quayo
( Twitter / SoundCloud )

 いわゆる音ゲーハードコアと思いきや、どちらかというとparaokaイズム的な感じがStaとYamajet的に好きな曲でした。
 ビートがハードコアでも、もっとフュージョンっぽい楽器の使い方をしてみたりとかするとより素敵に仕上がったかもしれません。 (Sta・Yamajet推薦)


青狐の機械神社
5ECH0M
( Twitter / SoundCloud )

 オリエンタルダンスなこの楽曲はメロディセンスがとても良く、ループのグルーヴも上々です。
 ハードになりすぎないテクノポップとしてのアイデンティティも感じさせます。
 音が全体的にすぐ目の前で一塊として鳴っている印象があって、トラックが出たり引いたりの空間バリエーションや、ここぞの開放感があると更に良かったかなと思いました。(Sta・Yamajet推薦)


Missing
くるぶっこちゃん
( Twitter / SoundCloud )

 ダーク・エレクトロニカとして上品にまとまりつつも字余り・字足らずの拍子の連続など刺激的な要素の詰め込まれた楽曲で、
 00年代的なタッチのピアノスタブやカットアップがある一方、10年代の808ベースのような低音もありと、面白いコンテキストのミックスになっています。
 Sta的には推理ゲームのテーマソングというイメージでした。 (削除推薦)


すごいハイテック
seatrus
( Twitter / SoundCloud )

 今日本の音楽ゲームでは大人気ジャンルのミドルハイテンポ・ハイテックなのですが、
 サイケトランスというよりはJテクノ寄りの仕上がりになっていて、そこに面白さがありました。もっとJテクノでも好きです。(Sta推薦)


空島の鼓動

( Twitter / SoundCloud )

 落ち着いたアートコアで、パーカッションの使い方も良い。とにかく終始ダークで落ち着いた雰囲気が特徴的。
 欲を言えば、何かもうひと押し、楽曲の存在を目立たせることができるような要素があったらより良かったかも。 (Sta推薦)


Angelmaker
wishkraft
( Twitter / SoundCloud )

 イントロはスローテンポのドリームポップと思いきや、チャントが入って途端に世界観が一転し、ゲームというよりほぼアンビエントなんですが、西洋のスピリチュアルってこんな感じだよナと思いました。
 アーティストのYaron Lahavさんは、今回の楽曲群の中でも最年長でのご応募でした。(Sta推薦)



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